ことはなのこと

子と花の事

【自粛33日目】ハッピーマザーズデイ

今日は朝から、親愛なるママ友が第二子を出産されたというLINEがあり。

可憐な方ですが、サイヤ人になって産んだと。

 

嬉しくてめでたくてフワフワした気持ちになると同時に、3ヶ月後に自分もやるかと思うと怖い。

サイヤ人か……。

 

あー怖い。出産怖い。恐ろしい。

 

そんなめでたい今日は母の日。

お花屋さんもやってないし、保育園も行ってないし、我が家の娘(および夫)は完全スルーでしたが、去年のことを思い出した。

 

去年の母の日の私は最悪だった。

夫と娘が、お花を買ってきてくれたのに、いらない!と拒否したという。。

 

たしか、2人目不妊をこじらせて、追い詰められてたんだと思う。

もう一生、母の日に何かしてもらう資格は無いと思ったことを思い出した。

 

去年の今頃は、本当に辛かったなあ。

そこから、不妊治療のクリニックを調べて、説明会に行ったりしたんだよなあ。

 

今年は、イライラしないで笑っていられるだけマシな自分だと思う。

 

いま、2人目を妊娠しているけど、妊娠はオマケでしかなく、重要なのは「会社を辞めた」ということ。

 

不妊治療の当事者となって、色々調べたり、話を聞いたりする中で、別に子どもが欲しいわけじゃないことに気づいた。

 

「育休2回取ったら、会社とはオサラバしよう」と、2人目の出産を退職の条件にしていたから、2人目が欲しかったのだ。

目的はあくまで「退職」。

 

そんな人間に神様は、大事な子を授けるだろうか?

それに、娘が可愛いし、一人っ子はラク

退職して諦めることになるのは、育児休業給付金だけだと悩みに悩んで、退職することにした。

 

去年の夏は、170センチ近い長身の私が、体重50キロを切っていた。

昼休みに、お昼ご飯が食べられなくなった。何を食べても砂を食べてるみたいだった。

 

去年の私に言うならば、退職で失うものは育児休業給付金だけではなかった。

会社員のメリットは他にもたーくさんあった。

特に企業年金!!

辛抱に値するだけのメリットはあったから、心療内科にでも行って、休職すれば良かったんじゃない?

それで、なんとか退職を回避すれば良かったのに。

 

と声をかけたい気もするけど、よくよく思い出すと、会社に対するものすごい憎悪の気持ちが湧いてきた。

憎悪から得た報酬は、有り難みがないのに執着してしまうというおかしな事になっていた。

 

母の日は、一年で一番、お花の値段が高いので、母の日に花はいらない。私が嫌な思いして稼いでるお金をそんなものに使うな!って怒った。

……色々と間違っている。

 

そんな精神状態では、自分も辛いし、家族はもっと辛い。

 

そんなわけで、退職&妊娠して迎えた今年の母の日。

コロナ禍で外出すらままならないし、失業手当も無し、育休もなし、再就職のあてもなし。

でも、今年の私は泣いていない。

大事な夫と娘に暴言を吐いていない。

何かを憎悪する気持ちもない。

 

それどころか、「この世は支え合い。私も何かで誰かを支えたい」なんてことを考えている。

去年の私とは雲泥の差!

 

こんな私と一緒にいてくれる夫と娘に感謝感謝。

今年は、ハッピーマザーズデイでした。