そのツラさ!原因は「心のメタボ」かも?
枡野俊明 (著)
『禅の教えに学ぶ 捨てる習慣と軽やかな人生』 (朝日文庫)を読みました。
私史上初で、禅ブームが到来!
検索すると、枡野俊明さんの本がたくさん出てきました。
何がツライのかわからないけど、とにかく辛くて辛くて、アラフォーで会社を辞めてしまった私。
退職から今日で丸2か月。
妊娠後期&コロナ禍ということもあり、退職で生まれた余白は、瞬く間に「不安」でいっぱいに。でも思い返すと、私は在職中もずっと不安でした。
え?仕事があっても無くても不安じゃん!何がそんなに不安なんだろう?と思っていたのですが、この本を読んで原因を発見。
私は、「心のメタボ」だったんだ!!!
心のメタボの症状は、
「自分がたくさんのものを持っていても、それに満足することなく、(中略)執着の塊となって、『あれも欲しい、これも欲しい』と目につくものすべてを手に入れようとすること」。
心のメタボはなかなか表に出てこなので、気づいたときにはかなり進行していることもあり得ると!
きゃ~!私、一番追い詰められていた時、心療内科を受診しようかな?って一瞬思ったんですよね。
でも、心のメタボはお医者さんには治せないらしい……。
「自分で気づき、自分が主体となって直していくしかないのです」。
・・・気づけた!いま気づけた!
治すには、「足るを知ること」。
「自分はこれだけあれば足りている。ありがたい」という気持ちを実感することだと。
すごく納得できる。
去年の私は、目に入るものすべてを手に入れなきゃいけない気がして、劣等感の塊で、自分でもおかしいな?と思っていたんです。
保育園に行けば、「一人っ子じゃかわいそうだ。2人目産まなきゃ」という思いに駆られ、夫に八つ当たりし、会社に行けば、「もっと生産性の高い仕事をしなくては!」という思いに駆られ…。もうどうしようもない感じで。
擦り切れるぐらい回転しているのに「何も報われない」という虚無感に襲われ、なぜか保育士資格の勉強までしていました。(結果的にはすごく良かったけど)
今から思うと、いい歳して、ただの「ないものねだり」。
本当に苦しかったけど、原因が分かったから、これから治療だ!
アラフォーで仕事を失うという深刻さを今さら実感する毎日で、自分を責めているけれど、収入が無くなって初めて、自分と向き合うことができています。
「足るを知る」。
この歳で、なんとか気づけたことを良かったと思おう。
私はkindleで買いましたが、表紙のギンガムチェックが可愛いですね!
デザイナーさん、ナイス!