ビーチクリーンと九死に一生。
「青い海を期待していたら、実際の海が汚くてガッカリ」を経験した娘(3歳7ヶ月)。
私も、同じ経験をしていたことを思い出し。
90年代の初め、父の転勤で神戸の須磨に住むことになり、海の近くだと聞いてワクワクしていた私が見た須磨の海は、黒くて、臭くて、どんよ〜りしていて、これが海?とショックだった。
それから、数年後、すっかり地元の子と化した私は、真夏のある日、ライフジャケットを装着したまま、岸から海に落っこちた。
音を立てて海に沈んだ私の目に飛び込んできたのは、ゴミ、ゴミ、ゴミ。
大量のゴミが、魚のように海の中を泳いでいる光景で、そのゴミは、すぐにそれと分かるスーパーの袋や食品トレーや自転車!
海の中にあるはずがないものばかり。
あまりの光景に絶句していると、体の力が抜けたのか、うまく浮上することができて九死に一生を得たのだが、あの光景は忘れられない。
そもそも、90年代初頭、海水浴客が帰った後の須磨海水浴場には、ビニールシート、浮き輪、シャチみたいな形のボート、ビーチサンダルなどが、たくさん打ち捨てられていた。
私たち地元の子は、海水浴客がいなくなった後の夕方の海で、浜に散乱している遊び道具を拾っては遊んでいたのでした。
というビーチクリーンもへったくれもない時代の記憶を思い出しましたー