ことはなのこと

子と花の事

退職して10日過ぎた現在の心境。

コロナで全てがうやむやな感じですが、長く勤めた会社を退職して10日が過ぎた。

 

今まで踏みしめていた床が無くなって、落っこちそうな感じがする。

正社員じゃなくなるってこういうことかと思い知った。

 

コロナで大変な時期なのに、先見の明がなさ過ぎた。

しかも妊娠中。

妊娠が分かってから、迷いに迷いに迷いに迷った。

やっぱり退職を返上して、育休取ろうかな。いや、取るべきか。

 

ずっとできなかった2人目の子供。

いま、このタイミングで授かったのは、どういうことなんだろう?

私を辞めさせないために来てくれたのか。

辞めるから、来てくれたのか。

どちらでも無いのか。

 

考えまくって、結局、辞めた。

 

すべてはコロナ前の世界の話で、今から思うと隔世の感がある。

たった2、3ヶ月前のことなのに不思議。

 

電話・Fax・朝礼マスト、口頭伝承、、の古ーい体質の会社にいたくなかった。

社員の半分が50代以上になって、辛かった。

でも、それとこれ(退職)は違ったのかも。

 

とにかく、色んなものから、逃げたくて、逃げた。

逃げたら、コロナ禍になった。

会社にい続けても、きっと自宅待機になっただろう。(在宅勤務できないから)

そうしたら、今とほぼ同じ状況で、今月のお給料は振り込まれたんだろうなあ。

人生最大の失敗。判断ミス。

 

なんてことを毎日考えてしまう。

 

でも、私がすべきことは、過去ではなくて未来にフォーカスすることだ。

妊娠前にノリで始めてしまったWebデザインの勉強をすること。スクールをちゃんと卒業すること。

2人目の子を無事に出産すること。

7月に個人事業主になって、来年4月に第二子を保育園へ入れること。

自分と向き合って、これから時間をかけて育てて行く自分のメディアを作ること。

失敗してもいいからやってみること。

その中で、「しっくり来る」感覚を掴むこと。

 

そして、2021年は、再び就職すること。

自分が1ミリでも興味の持てる分野で、就職する。

子育てと両立できて、少しでも何かに貢献できて、自分と仲良くなれそうな感じの職場と出会いたい。

 

私は、会社を辞めたら、どんな自分が出てくるのか?を知りたかった。

コロナ禍では呑気すぎて恥ずかしいが、本当にそう思っていた。

会社にいると、会社に着て行けるような服を選び、会社にバレないように行動する癖が付く。

その癖は、会社にいるからなのか?それとも、元々の個性なのか?

それを30代のうちに知っておきたかった。

 

それぐらい勤続15年というのは、自分と貼り付いたもので、何が何だかわからなくなっていた。

金融機関OLというのが、自分のアイデンティティになっていたのかもしれない。

でも、そのアイデンティティにずっと違和感を感じていた。

だから、辞めたかった。辞めてみたかった。

 

収入を無くしてしまったという事実は重いけど、これはアイデンティティの問題なのだ。

そして、30代のうちに、蹴りをつけたかった。

(そうしないと、「生活費を自分で稼がなくて良い人たち」を妬んだり、羨んだりしながら、生きていくことになりそうだった。)

 

ま、深刻になっても仕方ない。

コロナ禍なんて、誰にも予想できないんだし。

私はたまたま「人生のお休み期間」に設定していたので、マイペースに思う存分休もう。考えよう。

コロナ禍なんて、関係無い。(もちろん外出は自粛します。)

 

働いていようといまいと、不安だろうと不安でなかろうと、やるべきことは一つだけ。

「いつも笑顔の妻で、母」。

これが何より難しいけど、何より大切。

同化的に力を使うこと。

これが今の私に必要なこと。